Unityの画面構成

Unityを触り始めた頃にぶち当たった壁が【画面のどこを見ればいいの?】という所でした。
最初の一歩でつまずかないよう、Unityの画面に並んでいる要素を解説しておきます。
公式ドキュメントはこちら。
Unity公式ドキュメント Unityのインターフェース
https://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/UsingTheEditor.html
対象バージョン
本記事は Unity 2018.4.20f1 を対象として作成したものです。
プロジェクトを開いた直後の画面
こちらが主にUnityを使用する際に表示されている画面です。

画面の配置は設定によって変わります(後述します)ので、今は気にしないで大丈夫です
レイアウトを調整する
各ウインドウのタブ部分をドラッグすると自由に移動できます。
また、元からいくつかのレイアウトが用意されているので使いやすいものを探してみてもいいと思います。
最初から用意されているレイアウトがいくつかありますので、変更するときは上部メニューの Window > Layouts の選択肢から選んでください。
本記事では Default を使用しています。

気に入った配置ができたときは、うっかり変更しちゃっても戻せるように Save Layout… で保存しておくとよいです。
画面の構成要素
今回は特に良く使用する以下の4点を紹介します。
- Hierarchy(ヒエラルキー)
- Scene(シーン)
- Inspector(インスペクター)
- Project(プロジェクト)
Defaultレイアウトでの配置はこんな感じ。

Hierarchy(ヒエラルキー)

今開いているシーンに配置されているオブジェクトが並んで表示されています。
3Dオブジェクト以外にもカメラ、ライト(光源)、文字など色々な物がシーンに置けます。
オブジェクト中には他のオブジェクトを入れることができ、入れ子になっているオブジェクトは左に▶というマークが出ています。この▶を押すと中に含まれるオブジェクトが展開して表示されます。
小さいオブジェクトや遠くにあるオブジェクトはSceneよりもInspectorのほうが見つけやすいです。上の方に検索窓もついていて、オブジェクト名で探せるのでとっても便利。
Scene(シーン)

今開いているシーンの様子が表示されています。
オブジェクトの配置状態を確認するほか、直感的にオブジェクトを選んだり移動させることができます。
マウスを右クリックしながら移動すると視点の回転、ホイールを押しながら移動すると視点が移動します。
オブジェクトを選択している状態で表示される矢印はドラッグするとオブジェクトをその方向に移動することができます。

Unityの左上に並んでいるアイコンで、移動以外にも回転やスケール変更のツールに切り替えられます。

Inspector(インスペクター)

Hierarchy、SceneまたはProjectで選択したオブジェクトの情報・設定が表示されます。
オブジェクトの位置や見た目の他にも、コライダー(衝突判定)、リジッドボディ(重力等の物理挙動)、スクリプトといった様々な機能を【コンポーネント】という形式で追加することができます。
Project(プロジェクト)

今開いているプロジェクトにインポートしているオブジェクト、メディアファイル等が表示されます。
プロジェクトとシーンは同じものではなく、1つのプロジェクトの中には複数のシーンを持つことができます。
そのため、1つのプロジェクトで複数のワールドやアバターを管理することができます。(複雑になるためあまり推奨はしませんが)
プロジェクトに3Dモデルや画像をインポートしただけでは、作成しているワールド等には何も影響もありません。インポート後はシーンへ配置することを忘れないようにしましょう。
まとめ
今回は特に始めたばかりの初心者向けに、できるだけコンパクトに説明しました。
他の記事とも合わせて、ぜひUnityに慣れていってもらえればと思います。
実際にはSceneの操作だけでも書けることが山のようにあるのですが、それはまた、ある程度慣れてから覚えていけばよいです。気になる方はぜひ冒頭のUnity公式ドキュメントへのリンクを見てみてください。
ご覧いただきありがとうございました。
何か質問や分かりにくい所がありましたら、ぜひこちらの質問箱に書き込んでみてください。
可能な範囲でできるだけお答えします。一見さんでも大歓迎ですよ。
質問箱
https://peing.net/ja/unitystudygo
では、また!